前十字靭帯損傷~手術~リハビリ(現在)体験談③
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①話
前話
術後1日目の痛みを耐えて2日目からリハビリが始まりました。
リハビリの前に
体に刺さっているものを抜く必要があります。尿道カテーテルや膝に血が溜まらないためのパイプなどです。この抜く作業がめちゃくちゃ痛いらしいと聞いていました。。。
特に尿道カテーテルはあそこから火が噴くほどの痛みと聞いていたのでびびりまくってました。なにしろあそこから膀胱まで太いパイプが入っているわけなんで痛いに決まってます。
手術前からネットで痛くない方法などを調べましたが、逆にめちゃくちゃ痛いなどがのっていて絶望していました。
不安しかない中、看護師がやってきました。
「管を抜いていきますね~」
こっちは心の準備ができていなのに、そんなことはお構いなしに作業にとりかかります。まず膝の方のくだを抜くとのこと。
「抜きますね~」 にゅるにゅるっ
あ、あれ?全然痛くない。
まぁこっちはそんなもんなのかと安心しながらも、次のボスがまだ残っています。
「抜きますね~」
(はえーよ!まだ準備できてないよ!)
にゅるにゅるっ
あれ?あれ?あまりにも呆気なくおわりました。痛みはほとんどなくて、尿道を通っていく管の感触がきもち悪かったです。
何はともあれリハビリ前の壁は乗り越えました。
リハビリ開始
入院は予定では1ヶ月間です。リハビリの内容は一週間ごとに変わっていって、松葉杖なしで歩けるようになったら退院とのこと。つまり自力で歩けるようになるまでですね。
術後14日まで(車椅子)
術後の膝は自分の脚じゃないかと思うくらい動かせません。膝を固定するために鉄の棒が入ったサポーターをしているのですが、それの重みもあってか脚を持ち上げることすらできません。常に膝の角度が30度(一番膝に負担が掛からない角度)になっていて、車椅子も板付きで膝を伸ばさないといけません。
とにかく不便です。二日前まで普通に歩いてたんですからそりゃそうですね。移動は板付きの車椅子で足を自由に動かすこともできません。つらかったです。
初めてのリハビリはまず患部の確認からでした。この時、初めて手術跡を見たんですがなかなかグロテスクでしたね(笑)
膝には合計で4つ傷跡があって、縦に3センチ程の傷が2つと、1センチほどの傷が2つです。
始めは膝に力を入れることから始まりました。これができないんです。改めて人ってすごいなと思いましたね。ケガや病気をしてから健康な体のありがたみを感じます。
力入れのリハビリと同時に、膝の皿を手で動かすこともします。手術の後は傷跡やその周辺が固くなるので、手で揉んだりしてほぐしてあげないといけなんです。
そして一番つらいのが曲げ伸ばしです。術後3日間ほどは30度で固定していたので、その角度でカチカチになっています。これをちょっとずつ曲げ伸ばししていきます、とりあえずは椅子に座れるようになる90度が目標です。
理学療法士の先生に付いてもらって1時間ほどリハビリして、あとは病室で自分で膝の曲げ伸ばしをします。
始めの2週間はほとんどこれを繰り返します。